karotousen58のブログ

「変なことを思い出す→そのことについて、変な見解を述べる」というブログ

「ひきこもり」のまわりにあるもの 1

もう死にたい。

私のブクマコメント

「人が当たり前に出来ることが昔から出来ない」に大きな意味が隠れている。「みんなが成果をあげているのに自分だけが足を引っ張っている」という罪悪感を持たされ続け、本人の自信やプライドの問題にすりかえられる

 

 ひきこもりを地域の力に  - NHK クローズアップ現代

私のブクマコメント

ひきこもりがテーマではないが、この番組関係者が腰を抜かしそうな記事を、拙ブログに書いたばかりの私が通る。「本人の病理」で片付けている点で酷似していると思う。

「学校内でのいじめ」のまわりにあるもの 1 - karotousen58のブログ

「学校内でのいじめ」のまわりにあるもの 2 - karotousen58のブログ

「学校内でのいじめ」のまわりにあるもの 3 - karotousen58のブログ

 

  はてなブックマーク - ひきこもりを地域の力に  - NHK クローズアップ現代

私のブクマコメント

「集団でうまくやれない個人の、病理が原因。何とか外に出せば解決。」という見解のようだな。集団というものは、ときとして暴力的な性質を持つ。「その暴力性への対処法が見つからないから外に出られない」のかも。

 

 

「『学校内でのいじめ』のまわりにあるもの」記事と、今回の記事のタイトルとはつながっている。

 

1 .いじめを受け続けて生きづらさを感じているが、身近な人からは「単なるからかいに対して異常反応する子」と決めつけられている子供

1'.根本的なアイデンティティに危機感を持っていて、外に出られない状態にある人

 

2. 集団の中で協調的態度の取れない子供の、性格や人格や技能がいじめの原因

2'.本人の自信のなさやプライドの高さや情報の少なさが、外に出られない原因

 

3. 子供の性格や人格や技能を(特に大人にとって)望ましい状態に変えることによって、問題は解決。

3'.本人がプライドを捨てる等性格を変え、本人の自信につながるような情報(実は、労働法の適用されない場に関する情報)を提供し、そこで経験を積めば、問題は解決。

 

4. 3で提示された解決のためには、次のことが最重要視される。

自己イメージや自尊心といった「自分の核」となる部分を、支えてくれるのは、身近な人々との関係である。「自分は誰かから必要とされている」ということによって、自分のアイデンティティーが保たれる。

4'. 3'で提示された解決のためには、集団の中で「感謝される経験」や「必要とされる経験」を積み重ねていくことが、最重要視される。

 

5. 4.で提示された「美しい見解」には、実は罠が隠れている。「ある種の集団が持ちうる暴力性」について目をそらした状態で、この美しい見解は声高に主張されている。

5'.4’.で提示された「美しい見解」には、実は罠が隠れている。自信とかプライド以前に、本人は「ある種の集団が持ちうる暴力性」のターゲットに長年されてきて、「自分は生きる価値のある人間なのか?」という人間としての根本的なアイデンティティの危機にある。ところが、周囲からはそのことは無視されている。そして、「暴力性から身を守るための対策」ではなく「自信やプライドの問題とする見解や、例の美しい見解」が、声高に主張される。

 

6. いじめの原因や解決イメージを、2.や3.のように規定しても、「本人の生きづらさの軽減」には繋がらず、却って火に油を注ぐことになりうる。再検討の必要が出てきても不思議はない。

6'. 6の「いじめ」は「ひきこもり」でも同様。

 

このように、「暴力性(この場合の暴力は、身体的なものだけではない)を持った集団内でのいじめで、ターゲットにされ続けて収拾がつかなくなった状態」と「ひきこもり」には、類似点があると思う。