読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

karotousen58のブログ

「変なことを思い出す→そのことについて、変な見解を述べる」というブログ

今週のお題「読書の夏」

今週のお題「読書の夏」

 

『はだしのゲン』作者夫人・中沢ミサヨさんが語る、40年間読まれ続けてきた理由 - 社会 - ニュース|週プレNEWS[週刊プレイボーイのニュースサイト]

連載されていた当時、私は小3。散髪屋で読んでいた。そうだなあ。当時私は、戦争とか原爆とか意識せずに読んでいた。

2015/08/11 02:37

 

「読書」と言えないかもしれないが、書いてみる。

ブクマ元の記事を読んで、「はだしのゲン」が掲載されていた当時の少年ジャンプ本誌を読みたくなった。

この漫画が連載されていた当時、私は小学校中学年だった。少年ジャンプは散髪を目的として行った散髪屋で読んでいた。

 

私が子供の頃、両親は少年漫画に対して強い警戒心を持っていた。少年漫画については、「親が許可した漫画を私の姉が貸本屋で借りてくる」という形でしか、自宅では読めなかった。

当時の少年ジャンプには、「漫画ドリフターズ」という漫画が連載されていた。こういう親だから、ドリフターズの出てくるテレビ番組にも、「本当は見ない方がいい内容だけど、みんなが見ているからみんなと同じようにしろ」という方針を取っていた。

この「漫画ドリフターズ」が原因で、少年ジャンプは「貸本屋で借りてよい本」のリストから外されていたようだ。

散髪屋にあった漫画雑誌は、週刊少年ジャンプだけだったと思う。週刊少年ジャンプ掲載の漫画は、ほとんどが連載漫画だった。連載漫画を途中から読む、それも散髪を目的としているから、読むときにタイムラグが生じる。

この状態で一冊を始めから終わりまで全部読んでいっても、あまり面白くない。そこで、当時の私の読解力でもなんとかついていけそうな漫画だけを、つまみ食い的に読んでいた。

 

当時の私の読解力では内容がわからなかったのだが、「はだしのゲン」は読んでいた。

というのは、「はだしのゲン」連載前に、中沢啓治(作者)の漫画を読んだことがあったからだ。

当時、学研から出ていた「○年の科学/学習」に、中沢啓治作の学習漫画が何本か掲載されていた。

その中には、青木昆陽関勉などの伝記を漫画化したものがあった。「変に説教くさい内容が入っていない、業績を伝えることが目的」という感じの漫画だったから、私はそれらを楽しく読んでいた。

「それらが楽しいから、ジャンプのこの漫画も面白いかもしれない」と思って読んでいた。

私にとって、中沢啓治は、「はだしのゲン」よりも、学習漫画の作者というイメージが大きい。

 

ブクマ元記事を読んで、「そうだな、連載当時、私は戦争とか原爆とか意識しないで読んでいたんだ。周りにも、戦争を知るために読めなどと 言う人はいなかったし。教育的な漫画という構え方をしないで読むのも、面白いかもしれない。」と思った。

また、散髪屋で当時つまみ食い的に読んでいた、他の連載漫画のことも思い出した。

当時読まなかった漫画は、どんな漫画だっただろう? とも思った。野球漫画がその中のうちの一つだったのを覚えている。

こうして、「はだしのゲン」が掲載されていた当時の少年ジャンプを読みたくなった。

 

雑誌には、漫画以外のことも載っている。

裏表紙には、確か、通販等の広告が出ていたと思う。

この広告で「王様のアイディア」なる店を知った。アイディアグッズ(?)や海外からの輸入品が出ていた。近所の店では見たことのない品物が、たくさん出ていた。どんな品物なのだろう? と思ったものだ。

ジャンプではなくマガジンだったと思うが、ロードマンという自転車の広告が出ていたのを覚えている。これを見て、ドロップハンドルの自転車にあこがれたものだ。

当時、姉は少女漫画雑誌をよく読んでいた。少女漫画雑誌の場合、裏表紙の広告は、「掲載漫画とのコラボ文具、アクセサリー、日ペンの美子ちゃん」が多かった。

少女漫画雑誌の中には、読者との交流ページもあった。そのページには、文通相手を募集するコーナーもあった。読者の住所氏名が掲載されていた。今なら個人情報保護等の関係でアウトである。

これらの広告を今見るのも、おもしろいだろうな。

 

少年ジャンプの連載には、阿部進という教育評論家によるコラムもあった。「新日本風土記」だったっけ? お若い人には想像つかないだろうな。内容も今では想像のつかないものになっているだろうし。何しろ、高度経済成長当時の日本地理を勉強しているようなコラムだったから。

当時の少女漫画雑誌にも、教育漫画的な作品がときどき掲載されていた。

たけくらべ」や「火垂るの墓」(野坂昭如 作)等が漫画化されていた。

月刊誌の場合、8月号には、戦争関連の漫画が掲載されていた。

「難しいかもしれないけれど、背伸びして読んでみることも大切だよ。」という思いを作者や編集者が持っていたのだろうか? と子供心にも思った。

 

はだしのゲン」が掲載されていた当時の少年ジャンプ本誌や他の漫画雑誌、今読むと他にもいろいろと、当時の空気を感じさせるものが見えてくるかもしれない。