読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

karotousen58のブログ

「変なことを思い出す→そのことについて、変な見解を述べる」というブログ

枯れ木も山のにぎわい

 

「枯れ木も山のにぎわい」半数近くが誤解 NHKニュース

おととし、この言葉を本来の意味で使った。そうなのか、「人が集まればにぎやかになる」の意味で使ったと思われたかもしれない。その解釈でも、大した問題にはならない事案ではあったが。

2015/09/23 01:01

 

 面白いコメントがいろいろとみられる。
この表現、本来の意味を知っている人はどんなルートで知ったのだろうか? 
私の場合は、確か、小学生のときに土田よしこのギャグ漫画『つる姫じゃ~っ!』を読んで知った。勿論、本来の意味で使われていた。

  言われてみれば、この表現を普段の生活で私が見聞きすることは、あまりない。国語の勉強や児童文学で見聞きした覚えもない。私が、文化資本の乏しい家庭出身だからかもしれないが。
「見聞きすることはあまりない。しかし、どこかで一度は聞いたことがある表現」と認識している人が多いのだろうか? それとも、この表現自体を見聞きしたことがない人も結構いるのだろうか?
「国語の勉強や児童文学でこの表現に接することはなかったが、本来の意味を知っている」人は、どのくらいいるのだろう? そのような人は、どこかで教えてもらったのだろうか? それとも、「特に意識はしていなかったが、わざわざ『枯れ木』という言葉が使われていることから判断できた」といったところなのだろうか?
と、いろいろな疑問がわいてしまった。

確か、この表現は1980年代半ばに、天声人語でも取り上げられていた。「結婚式の案内状に『枯れ木も山のにぎわいと言いますからぜひ来てください。』という書き方がなされていて、驚いた。」という内容の記述があった。

そして、その天声人語記事が、その数年後に、ある難関私大の国語入試問題に出された。15年ほど前に、高校生向け国語問題集でそれを知った。
「え、この表現の意味を問う問題なんて、この難関私大の入試問題として成り立つのか? 高校入試問題ならわかるが。」と当時私は思った。
ブクマ元の記事を読んで、「今なら、大学入試問題に使われているのかもしれないな。」と思った。

ブクマ元の記事を読んで、10年ほど前になされた似たような調査を思い出した。
その調査では、5割の大学生が、「懐柔する」の意味を「賄賂をもらう」と答えたらしい。
「懐柔」という言葉を私が知ったのは中学時代。ある少女漫画にでていて、辞書をひいて調べた。
10年ほど前の調査結果を知った当時、私はある少女漫画を読んでいた。その漫画に「人身御供」という言葉がでていた。
「そういえば、人身御供なんて言葉も、国語の勉強や大人からの指導や児童文学では覚えないよな。懐柔も、子供が使ったならば、大人が眉をひそめそうな言葉だし。こういう、『清く正しく美しく』から外れた言葉って、どうやって知ったのか探ってみたら面白いかもしれない。」という、くだらないことを当時考えた。
プロ野球の解説者やアナウンサー(特にラジオ放送)も、野球と離れた話題をときどき出してくるな。私の場合、これらも結構、語彙を増やす役割を果たしていたのかもしれない。」などとも考えた。

私が義務教育を受けていた1970年代、子供向けテレビ番組はいろいろなジャンルがあった。これらの番組や子供向け雑誌を見ていて、知らないうちに語彙が増えていたというケースもありそうだ。
(特に公立の)初等教育や、(1970年代に、私の親が読ませたがっていたタイプの)児童文学で、語彙を増やそうと目論む大人(私の親がそうだった)にとっては、「プラスのイメージが少ない言葉や表現」は、盲点かもしれない。
今の子供も、私と同じように、漫画などが語彙を増やすきっかけとなっているのだろうか? そうだとしたら、私が増やした語彙とは違うタイプの語彙だろうか? 新たな疑問がわいてしまった。