karotousen58のブログ

「変なことを思い出す→そのことについて、変な見解を述べる」というブログ

今週のお題「高校野球」

今週のお題高校野球

 

正直なところ、高校野球にはあまり興味がない。

「9回2アウトで勝敗がほぼ決定という空気になった時点」の映像が特に、私は苦手である。昭和時代は、「応援している生徒(特に、今にも泣きだしそうな女子生徒)のアップ」が出てくるのが相場となっていた。

「お涙頂戴物語に仕立て上げたいんだな」と、ひねくれ者の私は思ってしまう。

 

ただ、子供の頃は高校野球のほんの一部分だけを楽しんでいた。正しく言うと、「ふるさと紹介」のコーナーが好きだった。知らない地名がたくさん出てきた。そして、名産品や歴史や文化などが紹介された。知らない地域、家族親戚と全く接点がない(と思われる)地域に対して、漠然と憧れた。

夏の高校野球で「各都道府県代表」制度が始まったのは、1978年のこと。それより前は、私の出身県「鳥取」の高校は、代表校になれないことが多かった。1978年まで私は、鳥取県の「ふるさと紹介」を視聴したことがなかった。

1978年の鳥取県代表は倉吉北高校。「倉吉ならこういう紹介がなされるんだ」と思った。馴染みのあるまちについての紹介なのに、新鮮に感じられた。

 

昭和時代になされた「鳥取県のとある代表校の『ふるさと紹介』」が、変な意味で印象に残っている。「過疎の町が甲子園出場で、町中は活気にあふれています」という感じのしめくくりがなされていた。

「わざわざ、『過疎』のことばを入れなくてもいいだろ」と思った。