karotousen58のブログ

「変なことを思い出す→そのことについて、変な見解を述べる」というブログ

「尾崎紅葉」で検索してみた

今週のお題「紅葉」

 

このお題を見て、たぶん、いろいろな人がいろいろなことを連想しただろう。

例えば、広島関連(もみじ饅頭や県の花や県の木など)、紅葉にまつわる科学、紅葉と関係のある歌、山村紅葉(タレント)、などなど。

ここで私は何故か、尾崎紅葉を連想してしまった。そして、「尾崎紅葉」で検索していろいろなことを知った。

「いろいろなこと」の脱線状態が、楽しかった。

 

私は文学に疎い。今回検索するまでは、「尾崎紅葉と言われても、『金色夜叉』以外は何も頭に浮かばない」状態だった。

今回検索する際に最初に思ったのは、「尾崎紅葉ってたぶん筆名だろうけど、由来は何なのだろう?」だった。

港区公式ホームページによると、現在の東京タワー付近(当時は増上寺境内)の紅葉山に由来するとのことだ。

検索していたら、他の作家についても、筆名の由来について書かれた記事が見つかった。泉鏡花という筆名は、尾崎紅葉命名したということだ。泉鏡花は、尾崎紅葉に師事していたということだ。初めて知った。

ところが、話はここでは終わらなかった。デビュー当時の、泉鏡花の筆名も初めて知った。デビュー当時の筆名は、「畠芋之助」だった。『高野聖』あたりのイメージと、ギャップがありすぎる。この「畠芋之助」なる筆名を誰がつけたのか、それについてはわからなかった。

 

それから、「『金色夜叉』って、確か、前世紀のセンター試験に出題されたことがあるぞ。日本史だったか現代社会だったかで。」ということを思い出した。

当時の新聞に、センター試験の問題と予備校講師による講評が出ていた。講評には「『金色夜叉』は、今の高校生にはなじみがない作品かもしれない」と出ていた。

「えっ、作品名と『ダイヤモンドに目がくらみ……』程度なら誰でも知ってると思ってた。私も歳を取ったのか?」と思った。

金色夜叉 センター試験」で検索したら、またまた脱線してしまった。前世紀の試験についてはわからなかったが、平成27年追試験で誤肢に『金色夜叉』が使われていた。

この設問は、「並木路子」という人名が書かれている問題文から、「『リンゴの歌(唄)』を導き出すものだった。『リンゴの歌(唄)』の誤肢が『金色夜叉』とは……。私の発想を超えている。

 

この追試験については、「全国歴史教育研究協議会による意見・評価 」も、検索で見つかった。この記事では、「山田耕筰」や「うたごえ運動」が、「やや難解な用語や人名」とコメントされていた。「そうなのか、お若い人にとっては『難解』とみなされるかもしれないのか。私も歳をとったな。」と思った。

その後、「そうか、センター試験の出題者って、共通一次世代(つまり私と同世代)になってるんだろうな。」と思った。

 

尾崎紅葉から、ここまで脱線してしまった。今週のお題に「紅葉」が選ばれなかったら、日本史センター試験問題を面白がるなんてことはなかっただろう。今回も変な脱線だった。