karotousen58のブログ

「変なことを思い出す→そのことについて、変な見解を述べる」というブログ

高齢者・スマホデビュー・LINE

大手のとある携帯キャリアが4月中旬に発表した「新料金プラン(6月1日提供開始)」、フィーチャーフォン(いわゆる「ガラケー」のこと)へ契約変更させる狙いもあったのでは……と、私は密かに疑っている。

4月下旬から5月にかけてのツイートを検索したら、やはりいろいろと見つかる。「親がスマホデビュー」「親のガラケーを、各種割引の使えるタイプのスマホに契約変更させた」「じい(ばあ)ちゃん、80代でスマホデビュー」といった内容で。

これらのツイートでは、iPhone購入のケースが多いように思えた。らくらくスマホの類をあまり見かけなかった。「子や孫が使っているものと同系列機種を使うほうが、質問しやすい」といったところなのかな? と思った。

 

「親(じいちゃん、ばあちゃん、80代で)スマホデビュー」と同時に「子や孫とトークのため、LINEデビュー」というツイートが、多かった。そのことに私は驚いた。

私がLINEに対して最初に持っていたイメージは、「中高生やママ友のいじめ」「セキュリティ設定を知らないと危ないかも」だった。だから、私の場合は、最初1か月はLINE登録をやらない方針を取った。「LINEに対する警戒心、強く持っていたのは私だけ?」と思った。

そして、「そうか、LINEに対して持つ最初のイメージ、その人の置かれている立場や環境によって、だいぶ違うのかもしれないな。LINEをやりたくてスマホに変更というケース、結構多いのかもしれない。」と思った。そういえば、私が趣味で通っている外国語教室でスマホデビューを打ち明けたとき、先生や受講生の第一声も「それなら、LINEできるね。」だった。

その後、私が実際にLINEを使ってみて、「LINEも、上手に使うと、高齢者の生活世界を広げる可能性が高い」と思った。特に次の2点で。

  • いざというときの連絡手段の一つとなりうる。連絡手段は複数あるほうが望ましい。
  • トークだけではなく、いろいろな情報伝達が可能。写真、動画、位置情報、ボイスメッセージ、音声通話、ビデオ通話など。

ただし、「上手に使うと」という条件も押さえておく必要がある。私の場合は、「すぐに登録しないで、LINEについて1か月間調べてから登録」としてよかったと思っている。

私の場合、家族はLINEをしない。家族は、スマホどころかフィーチャーフォンすら持たない状態だ。だから、LINEに対して具体的なイメージが湧かない不安も私にあった。「中高生や『ママ友』とよばれている関係内で、トラブルになってしまった事例」のイメージが、スマホ購入時の私にとって大きかった。

調べて最初に、「既読スルー、グループ、セキュリティ設定。この3点については、最低限押さえておかなきゃヤバいかも。」と思った。

実際に使ってみたら、最初に「友だち追加」で戸惑った。セキュリティ設定の状態が影響するらしい。友だち追加の方法を複数知っておいたほうがよい。

LINEでやりとりされる内容には、個人的な情報が多く含まれるケースも多い。だから、情報の漏えいやプライバシー保護について、細心の注意が必要だ。