karotousen58のブログ

「変なことを思い出す→そのことについて、変な見解を述べる」というブログ

今週のお題「あなたとコンビニ」

ブログをみんなで楽しもう 今週のお題あなたとコンビニ

 

「田舎出身の中年である私」がコンビニについて書く。田舎出身でない人やお若い人からは、不思議に思われるかもしれない内容になる。

1980年頃、私はド田舎の中高校生だった。生活圏にはコンビニなんてものはなかった。当時の私は、コンビニという言葉に対して「都会」を感じていた。当時、「コンビニ」なんて言葉を知っている大人は、私の身近にはほとんどいなかったと思われる。

 

私の出身地では、コンビニなるものができたのが、ほとんどが平成時代に入ってからだ。しかも、そのコンビニは全国区の大手コンビニではなくローカルなコンビニだった。店舗数もわずかだった。20年近く前に、ある大手コンビニがそのローカルコンビニの株式を取得し、ローカルコンビニを大手コンビニに改装してオープンとなった。

大手コンビニオープンとテレビのCMとの影響によって、「コンビニ」という言葉が中高年にも初めて知られるようになった。つまり、平成二桁頃までは、コンビニという言葉を知っている中高年は極僅かだったということになる。

それまでは、中高年には、「小さなスーパー」と認識されていて「コンビニ」とは認識されていなかったようである。

 

バブルの頃、「コンビニでアイスコーヒーを買うのが楽しみ」とか「セブンイレブンのような店があるなんて、ありがたい。」とか、エッセイや情報誌で書かれているのを読んで、「ああ、都会人の言葉だなあ」と思ったものである。

お題の「あなたとコンビニ」は、10年前なら私の出身地では通じない。その当時私の出身地にファミマはなかったから。

 

1980年頃、ラジオの深夜放送(CMも含む)や中高校生をターゲットとした雑誌で、「ゼブンイレブンいい気分」とかいったフレーズがあることを知った。「セブンイレブン」の部分が「微分積分」に変えられたものも見聞きした。最初、これらのフレーズの意味が分からなかった。何度か見聞きして、「どうやら、店の名前らしい」ということまでは想像できた。しかし、「何故、この店が特別視されているんだろう?」という謎が解明されない状態が、長く続いていた。

 

高校時代だった。とある雑誌の裏表紙に広告が出ていた。その広告に、「コンビニエンスストアでもお買い求めいただけます」という文言があった。それを見た私は、「コンビニエンスストアとは、いったいどういう店なのか?」と思った。

当時、とある政令指定都市内の大学に在学していた姉に、「コンビニエンスストアって何だ?」と訊いた。

すると、「セブンイレブンの類。」と返ってきた。このとき初めて、「コンビニエンスストアというカテゴリーに入っているんだ」と判った。

1983年、私は出身地から遠く離れた地方の、大学に進学した。大学近くにはコンビニがあった。実際にコンビニを使うようになって、「小さいスーパー」ではなく「コンビニ」であると認識するようになった。

 

こういう過去があるから、どうしても、コンビニに対して都会的なイメージを持ってしまう。

出張や研修で県外に出るとき、ついつい「私の普段の生活圏にはない系列のコンビニ」に、わくわくしながら入ってしまう。

10年程前に、とあるBBSでこのようなことを書いたら、「田舎ってそうなのか」と驚かれたことがある。

 

私が書く「ブログをみんなで楽しもう 今週のお題」関連記事って、「昭和の個人的思い出シリーズ」になってしまってるな。スマホ関連お題を除いて。まあいいか、一人ぐらいこういうブロガーがいても。