karotousen58のブログ

「変なことを思い出す→そのことについて、変な見解を述べる」というブログ

児童文学『おさるのキーコ』(講学館 1962)を思い出した

今週のお題「読書の秋」

 

漢字の「四」に隠された意外な秘密 - ねとらぼ

『おさるのキーコ』という児童文学を思い出した。その本に「漢字の4を書く」と言って、横棒を4本並べたシーンがあった。本を読んで45年ほど経ってから、本当にそういう漢字があったと知るのも、面白い。

2017/09/30 01:47

 

 

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漢字の「四」について書かれた記事を読んでいて、『おさるのキーコ』という児童文学を思い出した。小学校卒業以降、この児童文学を意識することはなかったのに。この話が書かれていた本は、私の姉が小学生時代に学校図書室で何度も借りていた本だった。

漢字の「四」以外にどういうことが書かれていたっけ? と思って検索したら、「『おさるのキーコ』からすこしずつつぶやきます」というTwitterが見つかった。

ツイートを読んでいて、「そうそう、このシーン確かにあった。」と思ったこと数回。

 

ネットをやってなかった頃なら、この本を思い出したとしても、「ああ、こんな話があったな。」で終わっていただろう。地元図書館で閲覧できるかどうか調べる程度の事しかできないで。

ところが、最近この話を思い出したときは、状況がまるっきり違っていた。「昔読んだ本に関する記憶をたどる際に、Twitterが使える場合もある」なんで、全然想像がつかなかった。作者名や出版年も初めて知った。

更に、ネットを使って「図書館の蔵書検索」もできる。検索したところ、隣の市の図書館で帯出も貸出もできるとのことだ。

思い出したきっかけも、また、「ネットが関係したこと」だった。漢字のことを知りたくて調べていたわけではない。偶然辿り着いた記事がきっかけとなった。この記事にたどり着かなかったら、この本を思い出すことなんてあっただろうか?

ネットの力を感じた。

 

この話、「おさるのキーコは学校がきらいです」で始まるんだな。ちょっと意外。

「学校や団体行動と相性が悪い」といった類の記述、児童文学ではほとんど見かけなかったような気がする。子供の頃の私が児童文学や読書を好きになれなかった理由は、たぶんその認識にもあると思う。

思い出した。『つる姫じゃ~っ!』(土田よしこ 作 1973~1979年にかけて『週刊マーガレット』で連載)という漫画を画像検索したことがある。そのときに、「どーも私、団体行動が性格的に合わないの」という内容の科白が書かれたコマが見つかった。

「案外、昔は、タテマエしか許さない場とそうでない場の両方が存在していたのかもな。漫画が後者の役割を果たしていたこともあるのかもな。」とそのときに思った。

「児童文学が、タテマエの場の役割を果たしている」という認識、ひょっとしたら、私の思い込みもあるかもしれないな。『おさるのキーコ』が、想像もつかなかった見解とつながってしまった。面白い。