karotousen58のブログ

「変なことを思い出す→そのことについて、変な見解を述べる」というブログ

週刊朝日に関する思い出

週刊朝日が休刊した。
1983年~2000年代まで、図書館や喫茶店で読んでいた。1983~1994年には、雑誌の置いてあったコインランドリーや帰省時の列車内で読んだこともあった。
休刊を知ったとき、1986年頃の白黒グラビア連載記事を思い出した。

1980年代前半、町おこしや各地名産品アピールで、「何でもかんでもミスコンに結びつけ」が全国的になされた。その「地方のミスコン」で選ばれた人の写真と自己紹介文が書かれた、連載記事があった。それを思い出した。
ミスおろち娘(島根)などが出ていた。正直、「何、これらのミスコン? 」と当時思った。
「『ミス川越いも』もある」という嘘かホントかわからない話を、関東地方出身者から当時聞いた。
この「何でもかんでもミスコン」の話を検索したが、私のやり方がまずいのか、なかなか見つからない。当時の週刊朝日目次をメルカリ等で見たが、「○○など」という記述の、「など」と思われるものだった。

自己紹介文では、Q&A形式のようなプロフィールが書かれていた。
質問のうちの一つに、「信じているもの」があった。
回答は判で押したように、「星占い(○○座)、血液型分析(△型)」がずっと続いていた。
この回答を見る度に、「また、星占いと血液型かよ。それ以外にないのか?」とか、「それ以外の回答をするような人は、ミスコン以外の方向に関心が向いているのだろうか?」とか、くだらないことを考えていた。
過去にもこのブログで書いたが、私は占いが大嫌いである。一番嫌いなのは血液型占い(これを分析とよびたくない)である。
正直なところ、「これらは遊びを超えて、ハラスメントや差別のレベルに達している」と思っている。

血液型・星占い - karotousen58のブログ

この連載記事の最終回に、思いがけなく、「星占い(○○座)、血液型分析(△型)」以外の回答が出てきた。私が知る限りでは、後にも先にも、この回答者だけである。
「自分の直感」という回答だった。星占いや血液型については言及がなかった。「直感」は、「直観」表記だったかもしれない。
「おっ、星占いや血液型が書かれていない。どんな人なのだろう?」「『私』ではなく『自分』という言葉のチョイスがいい」と思った。
その後すぐ、「ひょっとしたら、私が読んでなかった号にも、そういう人が出ていたのだろうか? だとしたら、読めなくて損した気分だな」などと、くだらないことを考えてしまった。
この連載記事、今、読んでみたい。当時とはだいぶ違った視点で読めると思う。