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karotousen58のブログ

「変なことを思い出す→そのことについて、変な見解を述べる」というブログ

今週のお題 「ひな祭り」

地方

今週のお題「ひな祭り」

 

ひな祭りも、地域によってお祝いのやり方が違っている。鳥取県東部には、旧暦3月3日にひな祭りを祝う習慣がある。つまり、少し遅れて祝うことになる。

はてなでお題を見て、「ああそうか、もうすぐひな祭りの所もあるんだな」と思った。

 

鳥取県東部では、「おいり」という食べ物と「流しびな」という民俗行事が欠かせないものになる。

「おいり」や「流しびな」で検索すると、鳥取県東部のそれとは違ったものが見つかった。そのことに驚いた。

名称が同じでも、所変われば品物や内容が変わるというものだった。

今回は、それらについて書く。

 

鳥取県東部のひな祭りに欠かせない「おいり」は、「圧力をかけてふくらませた米に、温めて溶かした水飴と砂糖を絡め、熱があるうちに切って成形したお菓子」である。「雷おこし」と少し似ている。この「おいり」は、鳥取県の東部と中部独特のものということだ。手で丸めたものは東部独自のものらしい。「他の地域ではみられない菓子」ということは、鳥取県民にも意外と知られていない。

昔は、残ったご飯がもったいないからということで、それを洗って干した干飯を作っていた。この干飯を炒ったものに、煮詰めた水飴をからめていく。そして、冷えて固まらないうちに切って成形して作っていた。

この製造過程にある、「米を炒る」ことが、「おいり」という名の由来らしい。

今では、玄米やメリケン粉やポン菓子を使ったものもある。かきもちを入れたり青のりを使ったりしたものもある。

 

「おいり」を検索すると、「香川県で生産される和菓子」が見つかる。

こちらの「おいり」は、球形で主に結婚式の引き出物として使われているらしい。

名称は同じだが、形や使われる目的などがまるっきり違う。面白い。

 

鳥取県東部の「流しびな」は、「男女一対の紙雛を桟俵にのせ、菱餅や桃の小枝を添えて、災厄を託して川に流す」民俗行事である。次のサイトに詳しく出ている。

流しびなの館|鳥取県鳥取市用瀬町|流し雛|観光|創作料理|もちがせ雛送り|雛人形|観光物産センター|一般財団法人用瀬町ふるさと振興事業団

昭和の終わりからは、流しびなが行われる場所が限定されている。環境への影響を考えてのことである。

川に流すのは、「紙で作ったひな人形」である。

 

「流しびな」で検索すると、鳥取県東部以外でもいろいろな地域で行われていることがわかる。そして、「鳥取県東部の流しびな」とは違うタイプの「流しびな」もあることを知った。和歌山市にある淡嶋神社の神事である。

もっとも、「流しびな」ではなく「ひな流し」とよばれているようではあるが。

こちらの「ひな流し」では、「紙で作った人形」ではなく「人形そのもの」を船に乗せて流す。写真を見て「壮観」と思った。

 

私は大学時代を九州で過ごした。長崎のひな祭りには「桃カステラ」なるお菓子が使われる。福岡県柳川市のひな祭りは、「さげもん」とよばれる独特のお飾りが使われる。いろいろあって面白い。

他の地域のひな祭りについても知りたくなった。