今週のお題「おやつ」
今週のお題「おやつ」
「おやつ」という言葉を聞くと、私の頭には最初に「犬用おやつ」が浮かんでしまう。犬のしつけをする際に「犬用おやつ」を使ったら、しつけ終了後でもおやつをやめるわけにはいかなくなった。
物心付いたときから、うちにはずっと犬がいた。昭和時代に飼っていたヨーキーと今飼っている中型犬以外は、外飼いだった。昭和時代に飼っていたヨーキーは、きちんとしつけてある状態でもらった犬だった。歴代の外飼い犬には、特別なしつけをしなくても特にトラブルはなかった。
しかし、今飼っている犬は違った。うちでしつけをする必要がでてきた。新聞の「譲りますコーナー」にでていた犬をもらうことになったのだが、母が室内飼いを強く希望したからだ。2005年、ヤツはうちにやって来た。
昭和時代は、犬用おやつの種類は今ほど多くなかった。犬用スティックチーズ、犬用ビーフジャーキー、犬用ガム程度だった。パッケージのデザインも地味だった。うちの歴代犬に対しては、「たまに、飼い主の気まぐれで買ったおやつをやる」程度だった。おやつを買うときも、特別な思いをもつことはほとんどなかった。
今飼っている犬のしつけをするとき、「犬用おやつ」を使うことを考えた。
そこで、ホームセンターに行ったのだが吃驚。犬用おやつの種類が豊富になっていた。先代犬の頃とは大違い。
例えば、犬用チーズにしてもスティックチーズだけではなかった。サイコロ型にカットしたチーズ、野菜ミックスタイプのチーズ、チキン味のチーズをプレーンなチーズで包んだタイプのもの、いろいろあった。「カマンベールとチェダー使用」と書かれているものもあった。
ジャーキーの類も種類が豊富になっていた。ビーフ、ささみ、砂肝などいろいろあった。形も、渦巻きとかツイストとかサイコロとかいろいろとあった。
ひめたらとかかわはぎとかいったおやつも新たに出ていた。もっとも、これらのおやつは、ここ2~3年で販売終了となったケースが多いが。
他にも、かつおジャーキー、アキレス、レバー、クッキー、ボーロ、ソーセージなどいろいろあった。
パッケージも派手になっていた。人間用のおやつと間違えそうなパッケージのものまであった。
売り場やおやつの実物を見た母が、大はしゃぎ。「いろいろと買ってみたい。いろいろなおやつをやりたい。」と。
そして母は、一日に2回おやつを、毎日やるようになった。こうなると引っ込みがつかない。
ドッグフードとおやつとでは、犬の反応が大違いである。しっぽを派手に振って、大袈裟なお手をする。
うちの犬は、「チーズが一番好き、その次がジャーキーなど肉系統、海産物系も好き」といったところみたいだ。
犬用おやつを買うときは、「お買い物上手コーナー」にあるものを狙う。残念なことに、チーズの類はこのコーナーではあまり見かけない。高級チーズをこのコーナーで見つけたときは、迷いに迷って結局買った。とんでもない勢いで、ヤツはそれを食べた。それ以降、ヤツは高級チーズと縁がない。
貧乏な飼い主でごめん。