ブログをみんなで楽しもう 今週のお題「梅雨」
今週のお題「梅雨」
「梅雨」という言葉で私が最初に連想するものは、「ピンク色」だ。
「お天気猫」という置物やメトロン星人カードの、ピンク色だ。
といっても、お若い人(1960年代後半以降に生まれた人か?)には、何のことやらさっぱりわからないだろうな。
お天気猫は猫の形をした置物なのだが、「湿度の高低によって色が変わる」置物である。
湿度が高いときはピンク色になり、湿度が低いときは青色となる。
私が小学生だった頃、家にお天気猫があった。
当然、梅雨の時期はピンク色の状態が長く続くことになる。
ごくたまに晴れた日に、お天気猫の色は確かに変わっていた。
子供心にも不思議だった。
中学校の理科の実験で、塩化コバルト紙を使う実験が出てきた。
塩化コバルト紙は、乾燥しているときは青色で、水分を吸収すると赤くなるという性質を持つ。
この実験を教科書で見たとき、「ひょっとして、あのお天気猫の理論的背景はこれなのか?」と思った。
長年の謎が解けたと思って、嬉しくなった。
「メトロン星人カード」は、私が小学生だった当時、子供向け雑誌の口絵にときどきついていたカードのうちの一つだ。このカードも、お天気猫と理論的背景が同じだと思われる。
「メトロン星人」は、当時放送されていた特撮テレビ番組「ウルトラシリーズ」に登場した怪獣のうちのひとつである。
メトロン星人は、顔から腹にかけて赤色をしていた怪獣だ。
メトロン星人カードを壁に貼っていたら、貼ったときは青色だったのに雨の日にはピンク色になっていた。
「おお、本当に色が変わっている。メトロン星人らしくなっている。」と、驚いたものだった。
お天気猫も「湿度によって色が変わるカード」も、今ではもう見られないらしい。
塩化コバルトに発がん性があるということで、規制の対象となったらしい。
お天気猫やメトロン星人カードで私が感じたワクワク感、通じる人が私のまわりにどのくらいいるんだろう?
見つかったらうれしいな。