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karotousen58のブログ

「変なことを思い出す→そのことについて、変な見解を述べる」というブログ

特別お題「おもいでのケータイ」

特別お題「おもいでのケータイ」

 

私にとって最も印象に残っているケータイは、「F672iらくらくホン(mova)」である。

といっても、このケータイは私が使っていたものではない。母が最初に使ったケータイである。私が使ったわけでもないのに最も印象に残っている理由は、「このケータイが、風が吹けば桶屋が儲かる的な感じで、私のケータイ機種変更に影響を与えた」からである。

 

2004年秋だった。その当時私の地元では、公衆電話設置箇所や台数減少が続いていた。更に、テレホンカードも利用しづらい状態になっていた。だから、ケータイを持っていない場合は、「外出先から電話をかける」ことがやりにくい。「電話をかけるとき、他の人からケータイを借りることになる。何か落ち着かない。」と母が言っていた。

「高齢者に使いやすいケータイ発売」という新聞広告が出ていた。それを見て私は思った。「余分な機能なし、文字も大きい、これなら母にも使えるかもしれない」と。

店でカタログをもらってきた。画面や文字が大きい、音量調節が簡単、ワンタッチで登録先に電話がかかるワンタッチダイヤルボタン3つ付き、通話とメールとiモード可能だがカメラは非搭載、という機種だった。

標準内蔵着信音も、「高齢者を意識したのかな?」と思わせるものだった。きよしのズンドコ節、もしもピアノが弾けたなら、瀬戸の花嫁、YESTERDAY ONCE MORE、ツァラトゥストラはかく語りき、アメージンググレース、冬の星座、だった。

その当時、ケータイの買い方は今と違っていた。新規購入と機種変更とで値段が大きく違っていた。機種変更の場合、2万円超えがあたりまえという感じだった。カタログをもらった店では、その機種は新規購入タダとなっていた。そして、母は購入を決めた。

実際に使ってみて、「着メロの音もきれいだし、ワンタッチですぐかかるし、気に入った。」とのことだった。

 

2006年11月頃、「この機種はカメラ非搭載」ということが大きな意味を持ってきた。母が言った。「他の人は、待受画面にペットの犬や猫の写真を使っている。私もうちの飼い犬写真を待ち受け画面にしたい。カメラで写真も撮りたい。機種変更できない?」と。

それを聞いて思った。「機種変更って、滅茶苦茶カネがかかるぞ。それに、機械音痴の母にも使えそうな機種なんて、このらくらくホンしか考えられないぞ。機種変更なんて、カネをドブに捨てるようなものだ。」と。

無駄だと思いながら、カメラ搭載のらくらくホンカタログ目的で店に行った。すると、店では、私が想定していなかったキャンペーンがなされていた。「movaからFOMAへの乗り換え促進キャンペーン」だった。

そのキャンペーンは、「movaからFOMAへの機種変更なら大幅値引き、タダで機種変更が可能なものもあり。購入時にポイントも使える。」というものだった。母の場合、ポイントを使ったら2000円程度で、カメラ搭載の「FOMAらくらくホン」への機種変更ができるとのことだった。

「2000円程度で機種変更ができる。信じられない。このチャンスを逃すのはもったいないかもしれない。」と私は思った。そして、母のケータイはカメラ搭載の「FOMAらくらくホン」となった。

 

母の機種変更を終えた後、私も機種変更をしたくなった。その当時使っていた機種は、カメラの画面が砂嵐状態になっていた。「このキャンペーンとポイントをフルに使って、面白そうなケータイを買ってみよう。今の機種は2年半程度でカメラ機能がダメになったから、違う系列にしてみよう。」と思った。

カタログをいろいろと見ていると、「ボイスレコーダー機能搭載」となっていた機種がでてきた。この機能を試してみたくなった。こうして、私のケータイは「SH702iS」となった。このケータイ、私にとっては、前の機種やらくらくホンよりもずっと使いやすいお気に入りの機種となった。デザインも好みだ。3000円程度で機種変更ができた。

「こんな安価で、いいケータイが手に入るなんて……」と驚いた。

それを知った父も機種変更を決めた。父も「FOMAらくらくホン」に変更した。

 

もしも「F672iらくらくホン(mova)」がカメラ搭載だったなら、2006年の機種変更話はたぶん出てこなかっただろう。「movaからFOMAへの乗り換え促進キャンペーン」を知らないままだっただろう。カメラ機能がダメになったケータイを使い続け、キャンペーン終了後に高い金を出して機種変更ということになっていたかもしれない。たぶん、変更後の機種も違うものになっていただろう。

こういうわけで、私にとって最も印象に残っているケータイは、(私のケータイではなく)「母が最初に使った ケータイ」となってしまった。

 

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