karotousen58のブログ

「変なことを思い出す→そのことについて、変な見解を述べる」というブログ

スマホ駆け込みデビューから20日ほど経って

スマホデビューをしてから、20日ほどが経った。実際に使ってみて、「フィーチャーフォン(いわゆる「ガラケー」のこと)とは、やはり違う。」と思った。また、「違う」のは本体だけではなかった。

購入や契約、実際に使い始めるときなどにも、意外な「難しさ」があると思った。それらについては、書店にある本ではほとんどふれられていなかった。私の生活圏内での話ではあるが。

また、「上手に使えば、スマホには、高齢者の生活世界を広げる可能性がある。『スマホなんて、若い人が使う物』と決めつけるのはもったいない。」と思った。

私の身近には、「スマホなんて使わない。機械文明に踊らされない私、カッコイイ。対面で人とつきあえない、スマホとお友達という人なんて暗い。」的価値観をお持ちなのかも? と思われる人が多い。

 

購入前に、「iPhoneにするかAndroidにするか」決める必要がある。どちらにするかで迷った人は少数なのだろうか? と思った。

私は迷った。「将来、iPadに食指が動くことも考えられる。それを考えたらiPhoneは魅力的。また、iPhoneのほうが使いやすいという噂もよく聞く。スマホを使いこなしている人が、私の身近に見つからない(通話とメール程度という声をよく聞いた)。それを考えたらiPhoneがよさそう。だけど高い。」という思いがあった。結局、価格を考えて(らくらくスマホの類ではない)Androidにしたのだが。

高齢者の中には、決定の際に「らくらくスマホの類とiPhone、どちらがわかりやすいのだろう? どちらも高価だ。」と思われた方もおられるのでは? と私は思った。

スマホ教室の類では、「他のスマホと仕様が異なるため、らくらくスマホの類は対象外」となっている場合がある。一方、携帯キャリア系列ショップでなされているスマホ教室では、「らくらくスマホの類を対象とした講座」がほとんどとなっている(私の生活圏内では)。

「初心者(特に高齢者)に、あなたならどちらを奨めますか? 差し障りがなければその理由も教えてください。」的な調査がなされたことはあるのだろうか? あるのなら調査結果を知りたい。

 

購入場所と契約にも、初心者にとっての難しさがあると思った。

携帯キャリア系列のショップで買うのと家電量販店で買うのと、どちらがいいのだろう?

値引きが大きいスマホの場合、しばしば、「オプション加入」の条件等がついている場合がある。加入しない場合の価格との比較や、後日、オプションの解約ができるか否か? これらを考える必要がある。

料金プランやオプションサービス決定も、「どれがベストなのだろう?」と混乱して不思議はない。データ通信料をどのくらいに見積もって料金シミュレーションをすればいいのだろう? 使ったことがない状態では想像困難。

 

スマホを買っても、紙の「使用説明書」の類は付いていない。スマホが、「移動性」を持っ機器であることや「アップデートが重ねられる」ことが理由なのだろう。

購入の時に、店員さんからどの程度の説明がなされるのか。それもはっきりとわからない。

私が購入したときは、「あ、この店員さんの説明なら、高齢者は『電源オフ』のやりかたを知らないままで終わるぞ。『スリープ』を『オフ』と誤認してしまうぞ。」と正直なところ思った。

ただし、私が購入した日は「スマホ駆け込み購入」等で予約客が多い日だったと思われる。説明の時間を長く取れなかったなどの事情もあったかもしれない。また、「スマホのことをよく知っている客」との接客だと「余計な時間を取らない、よい店員。」なのだろう。

「アプリ終了」と「戻る」の違い、Wi-Fi設定。これらについての説明もなされなかった。これらの点についても注意する必要があると思った。フリック入力に戸惑う人もいるかも。初めて使ったとき、「これが噂のフリック入力か」と私は思った。

 

実際にスマホを使ってみて、初めて分かったこと。それは、「予想以上に、音声操作の利用範囲が広い」ことと「ピンチアウトによる拡大が、便利」ということだった。

音声操作が使えると、「スマホを利用してメモを取る」ことがやりやすくなる。文字入力と音声入力、TPOに応じてやりやすい方法が選べる。

ピンチアウトによる拡大、これは結構魅力的。

今年1~4月、母が入院した。悪天候の日に私が病院へ行く場合は、バスを使った。「地図もバス時刻表も経路案内も、iモードだと提供困難」と、そのとき初めて知った。そこで、バス停の時刻表をフィーチャーフォンで撮影した。写真の文字は小さい。

スマホで初めて写真を撮ったとき、見えている画像をピンチアウトで拡大できることがわかった。「フィーチャーフォン画像の小さい文字も、スマホ写真ならピンチアウトで拡大できそうだ。拡大できたら便利だ。」と思った。

これは、高齢者にとって便利なのでは? と思う。

今後、他にも、高齢者の生活世界を広げる可能性を感じさせることが見つかるかもしれない。

 

スマホでの初写真。シャッターボタンをタップしただけの撮影。今後、修正の練習に使う予定。