karotousen58のブログ

「変なことを思い出す→そのことについて、変な見解を述べる」というブログ

たぶん、好きな街になっている神戸

今週のお題「好きな街」

 

実をいうと、私は神戸に行ったことがない。この今週のお題を見て初めて、「ひょっとしたら、私は、神戸やその近辺の街を好きになっているのかもしれない。今まで意識していなかったけど。」と思ったのだ。

 

高校時代、私の中では、京阪神地区は「好きになることは許されないエリア」だった。

私は鳥取県出身である。当時、鳥取県内の高校では、大学等進学希望者の多くが、京阪神地区への進学を第一志望にしていた。

義務教育を受けていた頃、私はいわゆる「スクールカースト最下層」にいた。義務教育時代の同級生に、「在学当時のいじめられ者を3人あげてみろ」と言ったなら、おそらく9割以上の人が私の名前を出してくるだろう。そういう状態だった。

だから、高校時代には、「地元民に会いたくないから、進学先は京阪神や首都圏は避けよう。京阪神地区に興味を持ったら進学したくなるかもしれないから、この地域のことはできるだけシカトするようにしよう。」と思うようになった。

 

一方で、私が初めて、「旅行に行ってみたい」と思った場所は、実は兵庫県明石市だった。

小5社会科の授業で、日本標準時子午線について習った。当然「明石」という地名にもふれることになる。そのとき、私は思った。

「子午線って、天文学と関係ありそう。だから、明石に天文台みたいなものがありそう。行ってみたい。」と。本当に天文科学館があると知ったとき、「大人になったらいけるかな?」と思った。

小学校高学年の頃に牧野富太郎の伝記を読んでいたら、神戸市の植物園(たぶん、六甲高山植物園)のことも書かれていた。そして、この植物園にも興味がわいた。その後、神戸には動物園や水族館もあると知った。

「いろいろな施設があって、神戸の人がうらやましい。」と、子供心にも思った。

 

今はネットの時代。私にとって、ネットを使ってよかったことの1つは、「『変な先入観や嫌な思い出のあった場所』に対して、上書き保存的にイメージを変えられる可能性ができたこと」である。特に、在住のブロガーさんがご自身の言葉で地域の魅力を書いてくださった記事が、好きだ。

京阪神のいろいろな地名を見聞きしたとき、楽しいイメージも持てるようになった。この「楽しいイメージ」、京阪神の街の中でも、特に「神戸」でたくさん浮かんでくる。

三宮とか元町とか北野とか。個性的な建築物とか。洋菓子やパンやコーヒーなどの食文化とか。食文化については、牧場やコーヒー博物館や工場見学にも興味がある。

もしも実際に神戸に行ってみたならば、「本当に好きな街」になりそうである。