今週のお題「あまいもの」
ブログをみんなで楽しもう 今週のお題「あまいもの」
今週のお題を見て、「あまいもの(食べ物)を取り巻く環境(流通など)の、変化」なんて言葉が、頭に浮かんでしまった。
私は中学に上がるまで、食が細かった。「子供は甘いものが好きなはず」と、当時私の身近にいた大人は思っていたらしい。
あまりお菓子を食べない私を見て、大人が苛つくこともあった。だから、その当時は「物を食べる」ことに対して喜びを感じなかった。
実家から遠く離れた九州の大学に進学して、「本当に食べたいときに、ものを食べる」ということを楽しめるようになった。「お菓子って、食べたいときに食べるとおいしいんだ」と思えるようになった。
私が大学生だったのは、1980年代中頃だ。その当時、「個人経営の菓子屋が、急にコンビニに変わる」ことがよくあった。
個人経営の菓子屋では、「その店独自の和洋菓子」が売られていることもよくあった。コンビニに変わると、それらの和洋菓子は当然姿を消すことになる。それらの和洋菓子に、特定の名前が付いていないこともよくあった。
「あのお菓子屋さんにあった、梅を使ったゼリーが気に入ってたのに、コンビニ変更の予告なしに改装されてもう食べられなくなった。予告してほしかった。」といったことが、何度かあった。
私が子供の頃、「たぬきケーキ」なるケーキがあった。このケーキも、1980年代中頃からあまり見かけなくなった。「たぬきケーキ」については、次のブログに詳しく出ている。
たぬきケーキのあるとこめぐり / 全国たぬきケーキ生息マップ: たぬきケーキとは
私が現在住んでいる地域には、たぬきケーキを売っている店がある。入手できてうれしい。
私がいた大学は熊本県内ではない。しかし、帰省するときは「朝鮮飴」という熊本銘菓をよく土産に買っていた。
当時は、いろいろな店がいろいろな朝鮮飴を出していた。しかし、今では手がけている業者は数軒しかないらしい。
職人の高齢化や後継者の人材難によるものだろうか? 販売が続いてほしいものだ。
大学時代、九州各地のお菓子をいろいろと食べたものだ。まるっきり違うタイプのお菓子がいろいろと楽しめた。
私が一番好きなのは、熊本の郷土菓子である「いきなり団子」だ。似ている菓子として、福岡県筑後地方には「いきなり饅頭」が、長崎県には「ほっかぶり団子」がある。微妙な違いがあるらしい。
九州を離れて暮らしている現在、九州のお菓子は、物産展でもない限りは身近に見られない。物産展でいきなり団子を見ると、1980年代中頃の値段とは大きく違っている。最近では、くまモンがパッケージに使われているものも見かける。時の流れを感じてしまう。