karotousen58のブログ

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今週のお題「雨の日が楽しくなる方法」

今週のお題「雨の日が楽しくなる方法」

 

「楽しくなる」かどうか、確信が持てないけど書いてみる。また、この記事は地域限定的な内容になってしまう。

山陰地方の6月は、「端午の節句」とともに語られることがある。

山陰地方では、桃の節句端午の節句も七夕も、旧暦で祝うことが多い。旧暦ではなく、月遅れ(6月5日)で祝う人もいる。端午の節句を旧暦にすると、今年は6月20日にあたる。

梅雨そのものよりも、端午の節句に向けてのいろいろな準備に没頭すると、楽しくなるかもしれない。

 

「山陰地方」とはいったい何処なのか? 人によって微妙にイメージが違うらしい。私は、「鳥取と島根の2県」と捉えている。しかし、兵庫県北部や京都府北部出身者から、「自分は山陰出身」という言葉をよく聞く。また、山口県の日本海側地域の出身者も、「自分は山陰出身」と認識しているケースが結構ある。

この記事での「山陰地方」は、「鳥取と島根の2県」を意味する。

 

端午の節句に食べられるものといえば、ちまきや柏餅が頭に浮かぶ。ちまきがポピュラーな地域、柏餅がポピュラーな地域、いろいろあるのだろう。

山陰地方では、ちまきのほうが多く食べられている。

このちまきが、鳥取県東部、鳥取県西部と島根県東部、島根県西部、の3地域で微妙に違っている。

鳥取県東部では、「ちまき」とよばれている。甘味のついた団子を笹で包んだものである。

鳥取県西部と島根県東部では、「笹まき」とよばれることが多い。甘味のついていない団子を笹で包んだもので、砂糖醤油やきなこをつけて食べる。

島根県西部では、「まき」とよばれている。「まき」は、あんこ入りの団子をサルトリイバラの葉でくるみ、蒸して食べるものである。あんこが入っているから、何もつけないで食べる。「まき」とよばれているが、柏餅のようなものである。

鳥取県西部在住の私は、今の時期は、3種類の食べ比べをする機会によく出くわす。

 

梅雨といっても、私のイメージする梅雨と他地域在住の人のそれとは、だいぶ違っているらしい。

九州の大学に進学して、それを知った。

九州や山陰地方の梅雨は、「天気の変化が大、雨の降りは強い」状態が続く。「強い日差しが照りつけたかと思うと、急に激しい雨が降る。」という感じだ。

東日本出身者が、「ここ(九州)の梅雨は違う」と言うのを聞いたことがある。

その人は関東地方出身だったのだが、「梅雨の間はほとんど雨か曇り。雨はザーザーというよりしとしとという降り方。強い雨が降るのは、梅雨明けが近づいたときだけ。」ということらしい。

それを聞いて、「そうなのか。梅雨の晴れ間を利用しようとして、タイミングがずれて失敗してしまうなんてことは、九州や山陰を出たら通じないことなのか。」と驚いた。

私の場合は、「梅雨の晴れ間を利用しようとして、タイミングがずれて失敗」もある意味、「雨の日を楽しくなる方法」の一つになっている。

そういえば、児童文学か何かで、「しとしとと雨の続く梅雨」とか「雨の降りが激しいから、いよいよ梅雨明けだ」とか読んだことがあるな。それを書いたのは東日本在住の人かもしれない。

「梅雨の晴れ間の青空が美しく、」という、時候の挨拶も、私の住んでいる地域で使われる。この挨拶も、東日本の人から見たら不可解なものかもしれない。