karotousen58のブログ

「変なことを思い出す→そのことについて、変な見解を述べる」というブログ

自作栗羊羹は家族に不評

今週のお題「好きなおやつ」

子供の頃、羊羹はあまり好きではなかった。「甘みが強すぎ」というイメージが、私にとっては大きかったからだ。ところが、大人になってから栗羊羹を作るようになった。思ってもいなかったことが原因で、栗羊羹を作るようになった。

20年ほど前、父の友人が、父を栗拾いに誘うようになった。それ以来、毎年秋に父は張り切って栗を拾う。その結果、毎年秋には、うちに大量の栗が持ち込まれることになった。
隣近所に配っても、まだまだたくさん残っている。栗ご飯だけではまだまだ。栗と鶏肉は相性がよいらしいが、栗と鶏肉とを使った料理も毎日毎日出せるものではない。

そこで、「栗羊羹でも作るしかないな」と思った。レシピを検索したら、餡を使わないで作るものも見つかった。
このレシピを見て、「あんこ系ではないなら、甘さがしつこくないかも。試しに作ってみよう。」と思った。

出来たものを食べて私は思った。「結構うまいじゃん。甘すぎないからいいぞ。自分で無理矢理食べるという話にならないでよかった。」と。
ところが、家族の反応は違った。「甘くないから嫌。これじゃ、羊羹じゃなくてゼリーだ。」だった。
「私が一人で、喜んで食べる」という、想定外のお話となった。
レシピによると、使う調味料は砂糖と塩だけである。粉寒天を使う。「餡を使わなくても、羊羹らしくなるもんだな。不思議だ。」と思った。

栗羊羹のレシピを検索すると、いろいろと出てくる。
餡を使う場合、こしあん使用も粒あん使用もある。
生栗使用、(瓶詰などの)甘露煮使用、どちらもある。
生栗使用の場合、「栗がゴロゴロ入っているタイプ」も「加熱した栗をほぐして作るタイプ」も、どちらもある。
栗羊羹には、蒸して作る「蒸し羊羹」と寒天を使う「練り羊羹」の、2種類があるらしい。どちらもレシピがある。
粉寒天を使って作る場合、寒天の量によって硬さが違ってくる。自作だと、こういうこともわかる。砂糖の量も、ある程度は自分で調節できる。
実際に自分が作ってみて初めて、「栗羊羹作りって、結構バラエティに富んだものだったんだな」とわかった。