karotousen58のブログ

「変なことを思い出す→そのことについて、変な見解を述べる」というブログ

電子レンジで思い出したこと

 

「レンジで字が消える!」というYouTube動画を真似した息子がノートを黒焦げにした話 - give IT a try

電子レンジじたい、使い方に注意が必要。昔、甥が「焼き芋を温めようとしたら、煙が出た」と言った。母がアルミホイルを入れたこと有。「さつまいも 電子レンジ 発火」検索で http://www.city.osaka.lg.jp/shobo/page/0000169580.html

2016/10/26 21:43

ブックマーク元記事のブログ主や息子さんや動画投稿者を問題化するのではなく、「電子レンジの使い方がまずいと危険」という情報が知られていない(と私には思える)ことにも、着目する必要ありと思った。 

ブックマーク元記事を読んで私が最初に思ったのは、「電子レンジで加熱してよいものか否か、入れる前に迷わないのだろうか?」だった。しかし、続けて次のことも頭に浮かんだ。

・そうか。そういえば私の家族が家で電子レンジを初めて使ったのは、平成に入ってからだった。卵を入れてはいけないとかいった類のわずかな情報しか知らなかったから、使ってはいけない容器とか加熱に注意を要する食材とか最初に説明書を読んで確認したんだった。使用目的も限られていたんだった。

・一方、若い人の場合は『子供の頃からうちにあった家電で、使うときに説明書を意識する必要はなかった』ケースが多いのかもしれない。『電子レンジであたためて使う湯たんぽ』など、料理や食事以外の目的で使ったことのある人も多いのかもしれない。

 

ブックマークコメントを読んで、「電子レンジの使い方がまずかったことが原因で、起こった火災」について見聞きしたことのある人は少ないのかな? とも思った。

続いて、「電子レンジに関連した、子供向け科学記事」を探してみた。意外と見つからない。

「そういえば、子供の頃学校にあった『少年写真ニュース』の類や子供向け科学の本でも、『電子レンジの科学』といった記事を読んだ覚えがない気がする。」と思った。(「家に電子レンジがなかったから、記事があっても印象に残らなかった」のかもしれないが。)

 

私が「使い方を間違えると、電子レンジも危険な家電になりうる」と初めて意識したのは、私の母がアルミホイルを入れて加熱したときだった。そのとき、私の家には私の甥(当時中学生)が遊びに来ていた。甥が「ピザが食べたい」と言ったので、母がアルミホイルにピザをのせて電子レンジのスイッチを入れた。

そして、母が大声で私を呼んだ。「怖い」と。扉を開けずあたためを中止し、電源プラグを抜いた。火はすぐにおさまったから、加熱してすぐに異変に気付いたのだと思う。もしも、加熱開始直後に母がその場を離れていたら、母と甥以外は家に誰もいなかったら、どうなっていたか? 想像すると怖い。

後で「アルミホイルを入れるなんて怖いこと、これまでやってたのか?」と私は母に訊いた。

そのとき甥が言った。「僕も焼き芋をあたためようとして、火や煙がでて怖かったことがある。」と。

これを聞いて、母と甥と私とで、電子レンジの説明書を確認してみた。

「水分の少ない食材を加熱する場合は、水分が蒸発してカラカラになって焦げやすくなり、加熱が進むと煙が出たり発火する場合がある。」「あんまんや焼き芋なども水分が少ないので焦げやすい」と書かれていた。

甥が打ち明けてくれて、「水分が少ない食材の加熱」について強く意識することができた。市販のあんまん等はパッケージに、「水で濡らしてラップをして電子レンジで加熱」というふうに書いてある。「これは、水分が少ない食材ということが背景になっているのだな」と思った。子供に対しては、この背景についても説明したほうがいいと思った。

 

電子レンジ使用時の注意点については、 http://www.sharp.co.jp/support/safety/doc/mw_oven-caution.pdf にわかりやすく書かれている。理論的背景についても説明がある。また、「生クリームやヨーグルトなど油分の多い食品は加熱しない」「少量の食品加熱も要注意」も付け加える必要がある。

「電子レンジ 発火」で検索すると、写真や動画を使って説明した記事も見つかる。

ブックマークコメントは、ネットリテラシー関連コメントが多い。しかし、それだけではなく、「電子レンジの不適切な使い方が原因で起こりうる発火」に関する知識も周知させたほうがいいと思った。